予約診療について│川端皮膚科クリニック(東京・調布市・仙川)

初診は予約制ではなく、診療受付時間内に来院して受付をする必要があります。

しかし、ケミカルピーリング、シミなどのレーザー治療、ボトックスによるしわ取り治療などの治療については原則として予約制となっています。

ケミカルピーリングとは

ケミカルピーリングは、化学薬剤を使って肌の表層を剥がす美容治療です。
この処置により、古い肌層が取り除かれ、新しい肌細胞の生成が促進されます。

これによって、肌が滑らかになり、色素沈着やシワ、ニキビ痕などの肌トラブルが改善されるのです。
治療では、グリコール酸、サリチル酸、トリクロロ酢酸など様々な酸が使用されることがあります。

ケミカルピーリングには軽度から深度まで、強さが異なります。使用する薬剤の種類や濃度によって、効果の程度やリスクも変わります。
軽度のピーリングは比較的安全で、回復時間も短いですが、深いピーリングはより顕著な効果が期待できるものの、回復に時間がかかり副作用のリスクも高まります。

治療前には専門の医療提供者と相談し、自分の肌タイプや治療目的に合った方法を選択することが大切です。

レーザーとは

皮膚科のレーザー治療は、特定の波長の光エネルギーを用いて肌の問題を解決する医療技術です。
この治療法は、色素沈着、しわ、傷跡、ニキビ痕、毛穴の開き、タトゥー除去、毛の脱毛など、幅広い肌の悩みに対応します。

レーザー治療にはさまざまなタイプがあり、それぞれが特定の肌問題や肌タイプに適しています。

アブレーシブレーザー:表皮や真皮の一部を削り取り、新しい肌細胞の成長を促進して、肌の表面を滑らかにします。このタイプには、CO2レーザーやエルビウムレーザーが含まれます。
ノンアブレーシブレーザー:肌の表面を傷つけることなく、深層の組織に熱を与えてコラーゲンの生成を促し、肌を引き締めたり若返りを図ります。Nd:YAGレーザーやダイオードレーザーがこのグループに属しています。
フラクショナルレーザー:微細な熱の柱を肌に生成し、部分的な治療を通じて全体の回復を早めることで、しわや細かい線、色素異常を改善します。
レーザー治療は非常に効果的ですが、治療を受ける前には医師としっかり相談し、自分の肌タイプや期待する結果、潜在的なリスクについて十分に理解することが重要です。治療後は適切なアフターケアが必要となります。日焼けを避け、保湿を心掛けるなどのケアが推奨されます。

ボトックス注射とは

ボトックス注射は、ボツリヌス毒素を使用した美容および医療治療の一つで、主にしわの治療に用いられます。この毒素が筋肉を一時的に弛緩させる効果を持つため、顔の表情筋に注入することで、額のしわ、目尻のしわ(カラスの足)、眉間のしわなどを目立たなくすることができます。

ボトックスの効果は、注射後数日で現れ始め、フル効果が表れるまでに1週間から2週間程度かかることが一般的です。効果の持続期間は個人差がありますが、通常は3から6ヶ月程度続きます。効果が薄れた後は、継続的な効果を得るために再注射が必要になります。

この治療は、しわの予防や改善だけでなく、過剰な発汗症(多汗症)の治療や、慢性の頭痛や筋肉の痙攣の緩和にも使用されることがあります。ボトックス注射は医師による適切な評価と施術が必要であり、無資格者による注射は避けるべきです。また、副作用が発生する可能性もあるため、治療前にはリスクと利益をしっかりと理解し、専門の医療提供者に相談することが重要です。