水イボ│川端皮膚科クリニック(東京・調布市・仙川)

水いぼ(みずいぼ)は、主に子どもに多く見られる皮膚の感染症ですが、大人にも発症することがあります。医学的には「伝染性軟属腫」とも呼ばれ、モルスカム・コントギオーサムウイルス(MCV)というポックスウイルス科に属するウイルスによって引き起こされます。このウイルスは非常に感染力が高いです。

主な特徴
形状: 小さく、真珠のように光沢のあるドーム状の突起が特徴です。
色: 肌色または白、時にはややピンク色を帯びることもあります。
サイズ: 直径2〜5mm程度で、中心にくぼみが見られることが多いです。
症状
水いぼ自体は通常、痛みを伴わないが、数が多くなると見た目の問題や、かゆみを感じることがあります。感染が広がると新しい水いぼが周囲に形成されることもあります。

治療
水いぼは自然に消えることが多いため、特に治療が必要ない場合もあります。しかし、見た目の問題や感染の拡大を避けるために治療を選択することもあります。治療方法には以下のようなものがあります。

液体窒素による凍結療法: 水いぼを凍結させて除去します。
局所的な薬剤: ウイルスを除去するための薬を直接水いぼに塗ります。
物理的除去: 小さな手術用具を使用して水いぼを切除します。
予防
スキンコンタクトの避ける: 感染している人との直接的な肌の接触を避ける。
個人用品の共有を避ける: タオル、衣類など個人のアイテムは共有しない。
水いぼの治療や管理について不安や疑問がある場合は、皮膚科専門医に相談することをお勧めします。