とびひ│川端皮膚科クリニック(東京・調布市・仙川)

とびひ(伝染性膿痂疹、インパティゴ)は、特に小児に多く見られる皮膚感染症です。
主に黄色ブドウ球菌や溶連菌(A群β溶血性連鎖球菌)が原因となります。

この感染症は感染力が非常に強く、肌と肌の直接接触や共有されたタオル、おもちゃなどを介して容易に広がります。

●主な症状
透明または黄色の液体を含んだ小さな水ぶくれが皮膚に現れます。
水ぶくれが破れた後、黄色っぽいかさぶたになります。

感染した領域の周囲が赤くなることがあります。

●治療
とびひは通常、局所的な抗生物質軟膏を使用します。
また、症状が広範囲に及ぶ場合や他の症状(例えば発熱)が見られる場合は、口から摂取する抗生物質が処方されることもあります。

医師の診察を受けることが重要です。適切な治療により、感染は通常1~2週間で改善します。

●予防
定期的に手を洗うことが非常に重要です。

感染した部位は常に清潔に保ち、他の人との接触を避けるためにバンドエイドやガーゼで覆うことが推奨されます。

タオルやおもちゃなど、他人と共有するアイテムは常に清潔に保つ必要があります。
早期発見と適切な治療により、とびひは比較的容易に管理できる病気ですが、特に子供たちの間での拡散を防ぐために注意が必要です。