手あれ│川端皮膚科クリニック(東京・調布市・仙川)

手あれとは、手の肌が乾燥して荒れる状態を指し、冬の乾燥した気候や頻繁な手洗い、洗剤の使用などによって引き起こされることが多い肌トラブルです。手の肌が乾燥することでバリア機能が低下し、炎症やかゆみ、ひび割れが発生することがあります。

●主な原因
乾燥: 冷たく乾燥した空気は肌の水分を奪います。
水仕事: 頻繁な手洗いや洗剤の使用は肌の自然な油分を削ぎ、肌を乾燥させます。
外的刺激: 化学物質や洗剤、アルコール含有の消毒剤などが原因で、肌が刺激を受けます。
アレルギーや皮膚炎: 接触性皮膚炎などの皮膚条件が手あれを悪化させることがあります。

●症状
赤み: 手の皮膚が赤くなり、炎症を起こすことがあります。
かゆみ: 乾燥によってかゆみを感じることが多いです。
ひび割れ: 皮膚が極度に乾燥すると、小さなひびが入り、時には痛みを伴うこともあります。
皮膚の硬化や剥がれ: 乾燥が進むと、皮膚が硬くなり、剥がれやすくなります。

●対処法
保湿: 手を洗った後や必要に応じて、保湿クリームやハンドクリームを適用することで肌を保護します。
優しい石鹸を使用: アルコールフリーや低刺激の石鹸を使い、水仕事の後は必ず保湿を行います。
手袋の着用: 水仕事をするときや外出時には手袋を着用し、肌を保護します。
水分補給: 十分な水分を摂ることで体内からも肌を潤すことができます。