ニキビ│川端皮膚科クリニック(東京・調布市・仙川)

ニキビ(面皌、アクネ)は、特に思春期に多く見られる皮膚の状態で、毛穴が皮脂や死んだ皮膚細胞、バクテリアで詰まることによって生じます。
それが炎症を引き起こし、皮膚上に赤い発疹や膿を持った症状が現れます。

●主な症状
白ニキビ(閉鎖コメド): 小さく固い白い突起が肌に現れ、毛穴が閉じています。
黒ニキビ(開放コメド): 黒い点のような見た目で、毛穴が開いているために酸化して黒く見えます。
赤ニキビ: 炎症を伴い、赤く腫れ上がった症状が特徴です。
膿ニキビ: 赤ニキビが進行し、中心部に黄白色の膿が見られます。

●治療法
トピカル治療(外用薬):
ベンゾイルペロキサイド: 皮脂の過剰生成を抑え、ニキビの原因となるバクテリアを殺菌します。
サリチル酸: 毛穴を詰まらせている角質を除去し、皮膚のターンオーバーを促進します。
抗生物質クリーム: 皮膚の炎症を抑え、バクテリアの増殖を防ぎます。
経口薬:
抗生物質: 重度のニキビに対して短期間処方されることがあり、炎症を抑えます。
イソトレチノイン(アキュテイン): 重度のニキビ治療に用いられ、皮脂の分泌を抑制し、毛穴の詰まりを改善します。ただし副作用があり、医師の管理のもとで使用されます。
ホルモン治療:
ピル(経口避妊薬): 女性においてホルモンバランスを整えることでニキビの改善を図ります。
光療法:
特定の光を利用してニキビの原因となるバクテリアを破壊し、皮膚の炎症を減少させます。

●予防法
適切なスキンケア: 洗顔は1日2回までにし、肌を刺激しない優しい洗顔料を使用します。
食生活の改善: 高GI食品(糖質が高い食品)の摂取を控え、バランスの取れた食事を心掛けます。
十分な水分補給: 肌の健康を維持するために十分な水を飲むことが大切です。
ストレス管理: ストレスはホルモンバランスに影響を与えるため、リラクゼーションや十分な睡眠を取ることが重要です。